サイエンス
がん細胞殺す老化遺伝子 世界で初めて発見
Write: 2005-04-04 18:22:55 / Update: 0000-00-00 00:00:00
人のがん細胞を殺す新たな老化遺伝子と、老化を抑制する遺伝子が世界で初めて韓国の研究陣によって発見されました。延世大学生物学科の鄭寅権教授と、李泰昊教授のチームは、老化遺伝子MKRN1が、がん細胞を活性化させる酵素のtelomeraseを分解する機能があることを究明し、この遺伝子の操作でがん細胞を老化状態に誘導することに成功したということです。また反対に、Hsp90という遺伝子が telomeraseの活性化を促進して、老化を遅らせることも究明しました。この研究は、人の細胞から telomeraseの活性を相反する方向で調節する二つの経路が存在することを初めて立証したもので、この二つの経路がバランスよく調節される場合、細胞分裂が正常に行われ、このバランスが壊れたときに、がんや老化にちなんだ病気が現れることになり、鄭寅権教授らのこの新たな学説は、高い評価を受けています。
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