政府は、世界的な研究成果を挙げたソウル大学獣医学科の黄禹錫教授(52)に対して、十分な研究費の支援を行う方針です。科学技術部が21日明らかにしたところによりますと、政府が黄禹錫教授の研究に支援した研究費や研究施設費は、去年65億ウォン、今年は265億ウォンで、このうち、研究費用は去年15億ウォンでしたが、今年は20億ウォンに増えており、来年から4年間は、さらに増やして毎年30億ウォンを支援する計画です。政府が今年、生命工学の分野に対して行った研究開発投資は、合わせて7086億ウォンで、政府の研究開発投資額の9.1%を占めています。黄禹錫教授の研究チームは、20日の記者会見で、治療が難しい患者の体細胞を使ってクローン胚をつくり、それをもとにあらゆる組織の細胞になりうる胚性幹細胞、ES細胞を作ることに成功したと発表し、けがや病気を自分の細胞を使って治す道につながることから、世界の注目を集めています。