サイエンス
ES細胞の研究対象患者は10人 1万人から選定へ
Write: 2005-11-03 19:04:09 / Update: 0000-00-00 00:00:00
ソウル大学病院の中に開設されている「ES細胞ハブ」は、研究対象とする患者として10人を選ぶことになりました。ソウル大学医学部教授で、「ES細胞ハブ」研究開発部長のアン・ギュリ教授が2日明らかにしたところによりますと、1日から研究対象とする患者を選ぶ受け付けを始めたところ、すでに1万人近くが申し込みをしましたが、今後、これらの人のデータを検討したうえ、その中からパーキンソン病の患者5人と神経系疾患の患者5人を選ぶということです。これら10人は、へその周りの皮膚を少し切り取る方法で体細胞を採取して、これからES細胞を培養し、培養したES細胞をまずサルを使って実験します。アン・ギュリ教授は、「サルを使った実験は、臨床試験に入る前に免疫拒否反応などを確認する最後の段階にあたり、もっとも重要だ」と説明し、「すでに実験に使うメスとオス5頭ずつ、10頭を用意している」と述べました。しかしアン教授は、「ES細胞を使った治療自体は5年から10年後に可能になるだろう」と述べ、「患者の皆さんは、研究結果を落ち着いて待っていてほしい」と呼びかけました。
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