幹細胞研究で有名なソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授は、研究チームに加わっている女性研究員から卵子の提供を受けていたことが明らかになったことから、世界ES細胞ハブの所長を辞任することになりました。黄禹錫教授は24日午後、ソウル大学で、記者会見し、「幹細胞研究にあたって、女性研究員2人から卵子の提供を受けていたことは事実だ。この問題について、科学雑誌の「ネイチャー」が去年の2月に問題を提起したときは、卵子を提供した2人がプライバシーの保護を求めてきたことから事実を言えなかったことを国民に謝罪する。この問題のすべての責任をとるために、世界ES細胞ハブの所長などすべての兼職から退き、今後、研究活動にだけ専念したい」と述べました。