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サイエンス

世論は黄禹錫教授に同情的

Write: 2005-11-27 09:39:55Update: 0000-00-00 00:00:00

世論は黄禹錫教授に同情的

幹細胞研究で有名な黄禹錫教授が女性研究員の卵子を使っていたことが明るみに出て倫理的な責任をとってすべての兼職から退くと発表したことについて、KBSが全国の成人男女1030人を対象に電話による世論調査を行った結果、「黄禹錫教授は従来どおりにすべての兼職を維持したまま研究を続けるべきだ」という回答が80%に達しました。また「今後、幹細胞研究に大小の支障があると思う」という回答は85%を超えました。黄禹錫教授が一連の動きについて謝罪した理由について「マスコミの行過ぎた意欲のため」が38%で最も多く、「外国の学会による黄教授への圧力のため」が28%で、「研究陣の倫理意識の欠如」は8%に過ぎませんでした。また研究員が卵子を提供してもいいと思うかという問いに「本人の意思が確認できたら、認めるべきだ」が90%近くとなり、黄禹錫教授について擁護している雰囲気であることをうかがわせました。一方、黄禹錫教授の倫理面での疑惑を最初に提起したイギリスの科学専門誌「ネイチャー」は、黄禹錫教授の辞任で「世界ES細胞ハブ」の未来が不確実になったと報じました。

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