国連のアナン事務総長は、国連の来年度と差来年度予算がアメリカの反対などで成立が危ぶまれていることから、今月4日から16日まで予定していた韓国、日本、中国、ベトナムのアジア訪問を延期すると伝えてきました。これについて外交消息筋は、「アメリカが国連改革と国連の来年と再来年の予算を連携して、3カ月の暫定予算案編成を主張していることから、国連が財政危機に陥る可能性を憂慮し、アナン事務総長はアジア歴訪を延期した」と述べました。アナン事務総長は先月36億ドル規模の2006年と2007年度の予算案を国連総会に提出しており、EU=ヨーロッパ連合は、国連改革は重要だが、予算案と連携するのは望ましくないとして、まず予算案の成立を主張したのに対して、アメリカは国連事務局のリストラがなければ認められないとして、3カ月の暫定予算案だけを成立させたいとしています。国連での予算交渉は年末まで続くものとみられ、アナン事務総長のアジア歴訪は年内には事実上不可能となりました。