世界で初めてクローン技術を使ったES細胞=胚性幹細胞の製造に成功したソウル大学の黄禹錫教授チームの研究を支援するため卵子を提供するという意思を伝えてきた女性が1000人に達し、6日、ソウル大学で「1000人の卵子寄贈意思」の伝達式が行われました。1000人目の卵子提供志願者である忠清北道堤川(ジェチョン)市に住む37歳の女性は、「姉が白血病で苦しんでいるため黄禹錫教授チームに卵子を提供する決心をした。生命を救うのに役立つことならできるだけ多くの女性が卵子提供に参加してほしいと思う」と話していました。ところで、式典には、黄禹錫教授の論文がニセのデータにもとづいたものだとするMBCのTV番組「PD手帖」の放送の後、研究室に出てこない黄禹錫教授に代わって、同僚の教授らが参加し、「卵子の寄贈を決心された方々の尊い意思を無駄にしないためにも研究に最善をつくす」と話していました。