サイエンス
シャッテン教授 サイエンス掲載の論文撤回を勧告
Write: 2005-12-14 16:58:38 / Update: 0000-00-00 00:00:00
今年の幹細胞研究論文を黄禹錫教授とともに書いたアメリカのピッツバーグ大学のシャッテン教授は、黄禹錫教授や共同著者に論文の完全撤回を呼びかけしました。シャッテン教授と科学専門誌のサイエンスなどで行き来した電子メールによりますと、シャッテン教授は黄禹錫教授ら共同著者に論文の撤回を勧告するとともに、論文を掲載したサイエンスに対しては共同著者から自分の名前を削除してほしいと要請しました。シャッテン教授はこのメールで、先週末、実験に直接かかわったスタッフから、論文の一部のデータが操作されていたという話を聞いて論文の数字や表などについて再検討した結果、論文の真実性に疑いを持つようになったとしています。シャッテン教授はそのためピッツバーグ大学の医学部長に報告して、ピッツバーグ大学の検証委員会で検証すべきだと要求したということです。これについてサイエンスはシャッテン教授に送った返信で、「論文を撤回することは著者全員の一致がなければできないことで、特定著者の名前だけを削除することは前例のないことだ。提出された論文は、当時の審査では完全に信頼されており、今、韓国で検証作業が進められている段階で著者の名前を削除することはできない」としています。
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