ソウル大学は黄禹錫教授チームの論文の真意を究明するために、15日、調査委員会を発足させましたが、調査結果でうそをついた人がいれば、厳しく処罰する方針を示しました。ソウル大学で研究所の支援を担当している部署のノ・ジョンヘ研究処長は16日、「黄禹錫教授の論文の検証は続ける。ミスの原因はどこにあるのか、どうしてミスが生じたのかを突き止めるのも調査委員会の任務の一つで、その過程で研究者がとらなければならない責任があれば問いただす。また一部の技術は韓国が世界的な水準に達しているが、外国の専門家を委員に迎え入れることも考慮している。真相調査にはピッツバーグ大学の調査団との協調も必要で、これは科学雑誌・サイエンスの勧告でもある」と述べました。またソウル大学の調査委員会は、黄禹錫教授チームが誕生させたクローン牛とクローン犬の研究成果についても調べるとしています。ソウル大学のこのような姿勢は、黄禹錫教授とピッツバーグ大学のシャッテン教授とのかっ藤が、ソウルの産婦人科病院の理事長、アメリカにいる韓国人研究員にまで広がりを見せていることから、外国の専門家を加えての徹底した検証だけが疑惑をなくすことができると判断したためとみられています。