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サイエンス

黄教授が会見 謝罪するも「直接責任は共同研究者」

Write: 2006-01-12 17:13:46Update: 0000-00-00 00:00:00

黄教授が会見 謝罪するも「直接責任は共同研究者」

黄禹錫教授は、12日、記者会見し、論文ねつ造のすべての責任を認めると謝罪する一方で、「共同研究者がうその報告をした」として、自らはねつ造の意図がなかったことを強調しました。ソウル大学の黄禹錫教授はソウル大学調査委員会が10日、ES細胞の研究は完全にねつ造され、ヒトクローン術によるES細胞は存在しなかったと結論づけたことを受けて、12日、20日ぶりに公の席に姿を現しました。黄禹錫教授は若い研究員およそ20人を後ろに立たせて声明を読み上げるとともに、記者の質問に次々と答えました。この中で「心配をかけ衝撃を与えたことに政府と国民に深く謝罪します」と述べるとともに卵子提供の過程で、提供女性に補償金が支払われたことや女性研究員が卵子を提供したことなどを含めて論文がねつ造されたことについての総括的な責任を認めました。その一方で黄教授は、核心のデータについて、「共同研究を進めていたソウル・ミズメディ病院の研究員らに全面的に任せ、報告だけを受けていた」と述べ、ねつ造の直接的な責任は共同研究者にあるという立場を示しました。そして黄教授は、卵子の核を移植する技術などは、「われわれのチームが今でも世界最高だ」と改めて強調しました。また「最近、ヒトの遺伝子を持った無菌ブタのES細胞づくりに成功した。ヒトクローン胚を利用したES細胞も6カ月あれば作ってみせる」と述べました。

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