サイエンス
アルツハイマー病の原因物質 韓国人研究チームが発見
Write: 2006-12-21 17:04:43 / Update: 0000-00-00 00:00:00
アルツハイマー病の原因物質のうち一つが韓国人研究チームによって発見されました。
韓国の成均館大学医学部のチョン・ソングォン教授チームと、アメリカのコロンビア大学のキム・テワン教授チームは共同研究を通じて、プレセリニン(PS1)というタンパク質の変異によって発症するアルツハイマー病の原因物質が、
細胞膜構成成分の一つであるインシトールリン脂質の「PIP2」であることを突き止め、20日研究結果を発表しました。
それによりますと、プレセリニンの変異によってPIP2の濃度が高まると、アルツハイマーの症状を起こす、ベータアミロイドが減少したことを確認し、PIP2の濃度の変化がアルツハイマー病の直接的な原因の一つであることがわかりました。
今回の研究結果によって、アルツハイマー病治療薬の開発にさらに拍車がかかることになりました。
この研究論文は、アメリカ科学アカデミー機関誌の電子版に19日付けで掲載されました。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-09-03
ソウル・暮らしのおと
2025-08-22
韓国WHO‘SWHO
2025-08-18