超精密の光の動きや大きさ、方向まで測定できる顕微鏡がソウル大学のキム・デジン教授のチームによって開発されました。この顕微鏡は、「ベクター場ナノ顕微鏡」と呼ばれる光の性質を映像で示す顕微鏡で、キム・デジン教授によりますと、髪の毛の10万分の1という細かい単位で、光の強さと方向を測定できます。
キム・デジン教授のチームは1年6カ月にわたる研究のすえ、この顕微鏡を完成させました。キム教授チームはこの顕微鏡を使えば、ナノ単位の世界をさらに精密に観察でき、バイオ工学などで応用できると話しています。
今回の研究成果を盛り込んだ論文は、来月に創刊される光学専門誌ネイチャー・フォトニックスに掲載される予定です。