ブッシュ大統領は議会に対して、今年6月末に期限が終了するTPA=通商一括交渉権の延長を求める見通しです。
ホワイトハウスのスノー報道官は30日、記者会見し、「WTO=世界貿易機関の新多角的貿易交渉など、現在進められている複数の通商交渉を効果的に進めるために通商一括交渉権の期限を延長することは重要だ」と指摘し、「今週中にブッシュ大統領が議会で演説し、期限延長を求める方針だ」と語りました。
通商一括交渉権は、アメリカ政府が外国と結んだ通商合意について議会に無修正で承認するよう要求できる大統領の権限です。
アメリカ政府はWTOの新多角的貿易交渉のほか、韓国及びマレーシアとFTA交渉など、複数の通商交渉を進めていますが、通商一括交渉権の期限が終了するまで交渉妥結する見通しは立っていません。
議会が期限延長を承認するかどうか、また期限を延長した場合、韓国とのFTA交渉も含めるかどうかは分かりませんが、韓国では通商一括交渉権の期限が延長されれば、アメリカの民主党が自国の産業を保護するためにより厳しい条件を出してきて、韓国に不利に作用する可能性もあるという指摘が出ています。