地球の温暖化で韓国の気候が亜熱帯に変わっており、長期的に生態系に脅威になるという見通しが出ました。
三星経済研究所がまとめた報告書によりますと、1960年以降、地球の平均気温が上昇して気候が変わり、韓国の気候も亜熱帯に変わっており、長期的にみますと生態系の脅威になる恐れがあると報告書は指摘しました。
また台風など異常気象が多く発生しているのは、1980年後半から気温が上昇しているためで、韓国で夏の集中豪雨の発生は1970年代までは年平均5.3回でしたが、1980年から1999年までは年平均8.8回に増えたとしています。
この報告書はさらに、EU=ヨーロッパ連合やアメリカなどの先進国は気候の変化に対応して総合的な対策を立てているが、韓国は経済や社会全般についての対策が足りないと指摘しました。