韓国航空宇宙研究院は9日、韓国の多目的衛星『アリラン2号』が最近撮影したソウルと北韓の平壌の写真を公開しました。
公開された写真は、アリラン2号が今年2月に撮影した平壌市の市街地と、去年11月に撮影したソウルの蚕室付近の写真です。
写真には平壌市内の5・1競技場やソウルの蚕室総合運動場の模様がくっきりと映し出されていました。
航空宇宙研究院の関係者の話では、アリラン2号のカメラは地上685キロの上空から自動車の動きを分析できるほど精巧だということです。
アリラン2号は、韓国航空宇宙研究院が独自の技術で衛星本体を開発し、去年7月にロシアのプレセツク発射基地から打ち上げられましたが、2~3日に1回の割合で韓半島の上空を南東から北西に向けて移動し、多様な写真を撮影しています。