日本軍による直接の強制連行を示す資料はなかったなどとする日本の安倍首相の慰安婦問題での発言を正面から否定するアメリカ連邦議会調査局(CRS)の報告書が、下院での慰安婦決議案の上程前に議員に配布されていたことが9日、分かりました。
アメリカ連邦議会調査局は、この日本軍慰安婦報告書を通じて、日本政府と日本軍の慰安婦強制動員への介入は明白であり、日本軍が慰安婦女性の募集から慰安所の運営まですべての段階で介入していたと指摘しています。この報告書はアメリカ軍がミヤンマーで見つけた20人あまりの韓国人慰安婦の証言、アンダーウッド博士がアメリカ政府に報告した日本軍の韓国人慰安婦強制動員記録、オランダの政府文書記録保管所に保管されている日本軍慰安婦強制動員資料などを証拠として示しています。
今回の報告書は去年の4月19日に出された「1930-40年代の日本軍による慰安婦動員実態に関する報告書」を大幅に補強したもので、去年の報告書が客観的な事実の記載に終わっていたのに対して、今回の報告書では日本政府と日本軍の過ちを具体的に指摘している点が特徴です。