6カ国協議のアメリカ首席代表のヒル国務次官補は12日、北韓は寧辺の核施設で6~12個の核爆弾を製造するのに十分なプルトニウム50~60キロをすでに生産しているという見方を明らかにしました。
ヒル国務次官補はアメリカ・CNNとのインタビューで、北韓に対して先の6カ国協議の合意にもとづき、60日という初期段階の履行期限を守るよううながしたうえで、こうした見方を明らかにしました。
ヒル次官補は、「北韓が寧辺の核施設を閉鎖・封印するには数日かかるだろうが、ひと月まではいかないだろう」と述べ、北韓が2日ぐらいで核施設閉鎖の初期段階の措置に入ることができるという見方を示しました。
また、「6カ国協議で合意した、60日後という期限、つまり今月14日までの完全な閉鎖は難しいとしても、スタートはさせなければならない」と強調しました。さらに13日からの北京訪問の際は、6カ国協議で北韓の首席代表を務める金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官とも会う考えがあると述べました。
一方でヒル次官補はアメリカの公共ラジオ・NPRとのインタビューで、「先の6カ国協議の合意どおり60日という期限以内に北韓が核施設を閉鎖するのは難しい」と話しました。
ヒル次官補は「寧辺の核施設を閉鎖するには、IAEA=国際原子力機関の査察官が現場で立ち入り調査を行わなければならないが、北韓が視察官を北に招請したという兆候はまだ見られない」としてこのように述べました。