このほど北韓を訪れたニューメキシコ州のリチャードソン知事に同行したホワイトハウスの国家安全保障会議のビクター・チャ補佐官が、ブッシュ大統領のメッセージを北韓に伝えていたことが分かりました。
AP通信が15日、平壌発で報じたところによりますと、リチャードソン知事が北韓訪問団のリーダーだったが、チャ補佐官が北韓との対話を主導し、チャ補佐官は北韓の金桂冠外務次官と非公式で会談した際に、ブッシュ大統領の「強力なメッセージ」を伝えたということです。
メッセージの具体的な内容は明らかにされませんでしたが、北韓が約束どおり初期段階の措置を履行することの重要性を強調しているということです。
AP通信は、ブッシュ大統領が初期段階の措置の履行期限を前にして補佐官を北韓に送ったのは、北韓の核問題をそれだけ重視していることの現われだと指摘し、北韓を「悪の枢軸」だと非難したブッシュ政権がこのように柔軟な姿勢を保っているのは、イラクやイラン問題が解決されない状況で北韓の核問題だけでも解決しなければならないという思惑が作用したほか、民主党が多数を占める議会の圧力も影響したものと分析しました。