サイエンス
クローン動物の早期死亡、韓国研究陣が原因究明
Write: 2007-04-25 14:58:21 / Update: 0000-00-00 00:00:00
クローン技術を利用して作られた動物が早く死亡する原因が韓国の研究陣によって初めて究明されました。
建国大学の動物生命科学大学と韓国の製薬会社の共同研究チームは、体細胞から核を取り除く技術を利用するクローン技術で作られた豚の胎児を囲んでいる胎盤を調べた結果、その中にある14-3-3と呼ばれる特定のたんぱく質が胎盤細胞の自殺を誘導し、クローン技術の豚の胎盤が正常に形成されず、早期死亡につながることが分かったという研究結果を25日、発表しました。
クローン動物の場合、胎盤で細胞が死んでしまう自殺現象が起きて胎盤が完全に形成されないことまでは知られていましたが、その原因に特定のたんぱく質がかかわっていることを究明したのはこの研究が初めてです。
これで、今後、この特定のたんぱく質の作用をコントロールできる方法が開発されれば、クローン動物の早期死亡の防止に大きく役立つことが期待されます。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-09-03
ソウル・暮らしのおと
2025-08-22
韓国WHO‘SWHO
2025-08-18