今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション=競争部門に出品された李滄東(イ・チャンドン)監督の「密陽(ミリャン、英題:Secret Sunshine)」が、24日午後、カンヌのリュミエール大劇場で公式に上映されました。
「蜜陽」は文化観光部長官を歴任した李滄東監督の5年ぶりの監督復帰作で、夫を亡くして故郷の蜜陽に子連れで戻ってきた女性と、女性を暖かく見守る地元のカーセンターの社長の物語です。
「蜜陽」が上映された24日、上映作に対する現地の評論家の評価を真っ先に掲載したフランスの雑誌「ポジティブ」が、「蜜陽」を4点満点の4点と評価するなど、現地での評価の高さがうかがえます。
今年60回目になるカンヌ国際映画祭は16日から始まっており、コンペティション部門の受賞結果は27日の閉幕式で発表されます。