科学技術部は28日、宇宙開発振興基本計画を発表し、これまで進めてきた地球観測中心の宇宙開発事業に加えて、惑星探査に向けた研究も行う方針を示しました。
それによりますと、今年から2016年までの10年間は、人工衛星とロケットなど発射体の技術を独自に開発するためにおよそ3兆8000億ウォンを投じて、惑星探査に向けた基礎研究を本格化するとしています。
そして2017年からは先進諸国の国際宇宙探査プログラムに参加するなど具体的な惑星探査に乗り出す計画です。
科学技術部の関係者は「韓国の宇宙開発事業は、これまでは人工衛星を打ち上げて、地球を観測することが中心だったが、2017年からは月など地球以外の惑星探査に事業を拡大していきたい」と説明しました。
科学技術部は公聴会や関係部署との協議を経て、6月に計画を最終確定する予定です。