韓国人13人を含む乗客と乗員合わせて22人が乗ったカンボジアのチャーター機が25日、カンボジアのシエムレアプ空港を離陸した後、墜落し、全員死亡したとみられると、現地の関係者が発表しました。
発表によりますと、墜落したのは今年1月に営業を始めたカンボジアのPMT航空の旧ソ連で製作されたターボプロップ双発の小型輸送機AN-24で、現地時間で25日午前10時頃、カンボジアのアンコールワット近くにあるシエムレアプ空港から、カンボジアとベトナムの国境に近い南部の都市、シアヌークビルに向けて離陸した後、首都プノンペンから東に130キロ離れた山のふもとに墜落したということです。
この旅客機には乗客名簿などから韓国人13人を含む乗客乗員22人が搭乗していたということで、全員、死亡したものとみられるということです。
このうち、韓国人は、韓国の旅行代理店のツアーで23日にソウルを出発した観光客13人で、政府は25日午後、カンボジア駐在のシン・ヒョンソク韓国大使を事故現場に派遣して、捜索と救助活動に当たっていますが、悪天候のため作業は難航しています。
これについてシン・ヒョンソク大使は、25日夜、カンボジアのフンセン首相と電話で会談し、捜索活動に協力を求めました。
これに対してフンセン首相は、山岳地域での捜索にはヘリコプターが必要だとして、ヘリコプターを支援する一方、アメリカの人工衛星を利用した墜落地点の特定に協力すると述べました。
しかし事故現場は木々が茂った密林であるうえ、26日は大雨と強い風、それに濃い霧で40メートル先が見えないほどだということです。
アンコールワットで有名なカンボジアは、最近の旅行代理店の過当競争による格安パッケージが多く、去年1年間に、カンボジアを訪れた外国人観光客は200万人で、そのうち25%は韓国人が占めるほど、韓国人のカンボジア旅行が増えています。