アメリカの貿易代表部のシュワーブ代表は、現地時間で9日、アメリカ連邦議会で年内の批准が不透明になっている韓国とアメリカとのFTA=自由貿易協定について「韓米FTAの批准ができなければ、アメリカのアジアに向けた貿易とアジアでの戦略的な利益に大きなマイナスになるだろう」という厳しい考えを示しました。
これはシュワーブ代表が、民主党のペロシー下院議長ら民主党の指導部に6日送った韓米FTAの批准を要請する書簡で明らかにしたものです。
この中でシュワーブ代表は、まずアメリカとペルーのFTAの批准を要請し、続いて韓国、コロンビア、パナマの3つの国とのFTAも早期に批准するよう重ねて求めました。
現在、アメリカの連邦議会で多数を占めている民主党は、アメリカとペルー、アメリカとパナマのFTAについては年内の批准に同意を示しているものの、韓国とアメリカ、アメリカとコロンビアとのFTAについては年内の批准は難しいという判断を示しています。
中でも韓米FTAについては、政府間の署名が行われた前日に、ペロシー下院議長ら民主党の有力議員4人が「韓国の非関税障壁問題を解決できなかった」として、反対する考えを示しています。