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サイエンス

ヒラメ、水なしで太平洋を輸送し生存

Write: 2007-07-13 14:54:02Update: 0000-00-00 00:00:00

ヒラメ、水なしで太平洋を輸送し生存

魚のバイオリズムを調節すれば、ヒラメは水がなくても24時間から30時間、生きていけることが分かり、科学界の関心が集まっています。
韓国海洋研究院のキム・ワンス博士は、バイオリズムを把握した上で、水温を調節して人工的な冬眠状態に誘導することで、ヒラメを水のないところでも24時間以上生存させる技術を開発したと発表しました。
キム・ワンス博士は、「ヒラメは生存に最適な温度より低い特定の温度で、冬眠状態になることが分かった」とした上で、「冬眠状態になったヒラメは基礎的な代謝活動以外に、エネルギーを消耗する活動はしないので、温度を低くすれば水がなくてもかなりの間、生存できる」と説明しました。
キム博士の研究チームは、今月5日に京畿道安山市にある研究院からアメリカのロサンゼルスとサンディエゴまで、航空便で合わせて40尾のヒラメを水なしで運んだところ、飛行時間に陸地での輸送時間を加えた20時間から23時間後まで32尾が生存していたということです。
アメリカの輸入業者は「アメリカではヒラメの養殖や漁獲が環境問題で厳しく規制されているため、韓国産ヒラメの輸入が増えているが、ヒラメは2倍の重さの水と一緒に輸送されていたので、値段が高くなっていた」として、この技術の実用化によるヒラメの値下がりに期待を示しています。
韓国海洋研究院は魚類のバイオリズムを測定する技術と装置、人工的に冬眠を誘導する技術と装置などの特許を40カ国に出願しており、韓国の特許は11日に獲得しています。

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