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サイエンス

「梅雨」の代わりに「雨季」の表現を検討中、気象庁

Write: 2007-10-26 18:38:02Update: 0000-00-00 00:00:00

「梅雨」の代わりに「雨季」の表現を検討中、気象庁

最近の異常気象で、梅雨時に雨が降らなかったり、秋に大雨が降ったりしていることから、気象庁は今後、「梅雨」の表現に代えて「雨季」という用語を使う方向で検討を進めています。
気象庁によりますと、今年6月末から7月までの梅雨時の全国の降水量は平均で320ミリでしたが、梅雨が明けた後の8月1カ月間の降水量も321ミリと梅雨時とほどんど変わりませんでした。
このようにここ数年間は梅雨時に集中豪雨が降るのではなく、梅雨が明けた後の降水量が多くなっており、気象庁では、梅雨の始まりと終わりを予測して発表する意味がなくなっているという見方を強めています。
こうしたことから、気象庁は1カ月あまりの期間を設定して梅雨を表現する代わりに、来年からは大雨が頻繁に降る6月末から9月初めの期間を「雨季」という用語で表現することを積極的に検討しています。
気候が変化したためとはいえ、これまで使ってきた「梅雨」の用語が「雨季」に変わる場合、教科書の表現を改めるなど関連制度の見直しも避けられない見通しです。

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