滑走路がなくてもヘリコプターのように垂直に離着陸でき、ヘリコプターより2、3倍速い無人の航空機が開発されました。
韓国航空宇宙研究院の無人航空機事業団が開発したこの航空機は、離着陸するときは、プロペラが方向を変えてヘリコプターと同じように回転するため、滑走路がなくても離着陸でき、その上時速500キロの高速で飛行することができます。
今回飛行に成功した航空機は、実物の40%の大きさに縮小したもので、事業団では2009年までに実際の大きさの航空機を作る計画です。
開発に携わった研究員は、この航空機は、山岳地帯が多く滑走路を確保するのが難しい韓国で、偵察などの軍事用としてだけでなく、気象観測や消防、人命救助など民間分野でも広く活用することができるとしています。