サイエンス
PET撮影で悪性がんの早期診断方法を開発
Write: 2008-02-22 11:23:57 / Update: 0000-00-00 00:00:00
各種のがんの診断に使われているPETという撮影装置で、悪性のがんを早期発見できる方法が世界で初めて韓国の研究グループによって開発されました。
PETは各種のがんの診断に使われてきましたが、がん細胞がどれだけ速く増殖しているか、つまりどれだけ悪性なのかを診断することはできませんでした。
ソウル峨山病院の研究グループはこのほど、がん細胞が正常な細胞よりブドウ糖を速く代謝する性質があることを利用して、ブドウ糖と放射性同位元素を組み合わせた物質を体内に注入し、がん細胞がこの物質をどれだけ速く代謝するかを観察することによって、がん細胞がどれだけ速く増殖しているかを診断することができるようにしました。
この方法を使いますと、増殖が速い悪性のがんがある部位は画面に赤く映し出されます。
ソウル峨山病院核医学科のムン・デヒョク博士は、この方法は患者に負担を与えずに悪性のがんを早期診断できる上に、抗がん剤を投与したときの治療効果もスピーディーに判別できるとしています。
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