アメリカのブッシュ政権は4日、韓国政府にアメリカ産牛肉に対する市場の全面開放を求める内容を盛り込んだ貿易報告書を連邦議会に提出しました。
それによりますと、アメリカの連邦議会で韓国とアメリカとのFTA=自由貿易協定の批准に向けた審議を始めるには、韓国政府による牛肉市場の全面開放が必要だとしています。
報告書はまた韓米FTAは両国関係を強固にするとともに、アジア・太平洋地域諸国との関係を増進するというアメリカの約束を示すものだとして、連邦議会に対して韓米FTAの早期批准を求めました。
アメリカ連邦議会はこれまで、韓米FTAについて、批准に同意するためには、2003年にアメリカでBSEが発生して以来、牛肉の輸出が中断されている韓国の市場を全面開放しなければならないとしてきました。
韓国とアメリカは韓米FTAをおよそ10カ月間の交渉の末、妥結させ去年6月に署名しており、韓国政府はすでに国会にFTAの批准同意案を提出していますが、アメリカ政府は議会で多数を占める民主党の反発で批准同意案を提出していない状態です。