アメリカは11日、2007年度の人権報告書を公表し、北韓を人権侵害が最悪のグループに指定する一方、韓国についても女性差別や家庭内暴力が深刻だと指摘しました。
この報告書はアメリカ国務省が世界の190カ国あまりを対象に人権問題を分析したものです。
それによりますと、北韓についてはイラン、シリア、ミャンマー、スーダンなどとともに「世界でもっとも組織的に人権侵害が行われている国」に分類し、「絶大な独裁権力が住民の日常生活をほぼあらゆる面で統制しており、処刑、行方不明、政治犯の無断拘禁などが行われている」と批判しました。
また「北韓当局は住民による電話の通話を徹底的に監視しており、政治犯収容所には15万人から20万人が入れられている。2002年の釜山アジア大会に参加した北韓の女性応援団のうち、韓国での話をしたという理由で投獄された人もいる」と指摘しました。
一方、韓国については「全般的に人権が尊重されているものの、女性や体の不自由な人、マイノリティーに対する差別が残っており、家庭内暴力が深刻だ」と指摘しました。
また韓国では人身売買が禁止されているものの、ロシアや中国、東南アジアの女性が売春のため韓国に入国しており、韓国人女性はアメリカで売春するために、カナダやメキシコを経てアメリカに密入国している」としています。