韓国航空宇宙研究院は3日、小型の人工衛星を打ち上げるロケット(KSLV-1)の開発に初めて成功したと明らかにしました。
このロケットは、長さが33メートル、推進力が170トン級の2段型で、研究開発に7年間かかり、5千億ウォンが投じられました。
ロケットの技術は、1段目の液体エンジンについてはロシアと共同開発しましたが、その他の技術は設計から組み立てまで韓国独自の技術で開発されました。
このロケットは、今年12月に、重さ100キロの大気を観測する科学技術衛星2号を搭載して、全羅南道高興(コフン)にできた羅老宇宙センターから打ち上げられる予定です。
韓国は、2006年に多目的実用衛星の「アリラン2号」の打ち上げに成功して、衛星の開発技術や画像の質などは世界的なレベルと認められていますが、人工衛星を宇宙空間まで打ち上げるロケットの開発技術はありませんでした。