今月11日から行われてきたアメリカ産牛肉の輸入をめぐる韓国とアメリカの交渉が妥結し、アメリカが求めていたように、牛の年齢や部位の制限を大幅に緩和して、ほぼ全ての牛肉が輸入されることになりました。
交渉が妥結した18日、農林水産食品部のミン・ドンソク農業通商政策官が合意文を発表しました。
それによりますと、第1段階として、早ければ来月から、これまで30ヵ月未満の牛肉だけに制限されていたアメリカ産牛肉の輸入が、骨付きカルビなど骨のついた牛肉にまで拡大されます。
そして、第2段階として、30ヵ月未満に制限されていた牛の年齢も、今後アメリカがBSE=牛海綿状脳症につながる恐れがある動物性飼料の使用を、国際獣疫事務局(OIE)の基準に沿って厳しく規制した時点で解除することにしました。
今回輸入が認められた牛肉の部位は、国際獣疫事務局の基準に基づいて30ヵ月以上の牛の場合は脳や脊髄など7つの特定危険部位(SRM)を除いた部位で、30ヵ月未満の牛は扁桃と小腸を除いた全ての部位となります。
韓国へ牛肉を輸出するアメリカの作業場については、去年背骨が混じった牛肉を輸出した4ヵ所は承認が取り消され、32の作業場が輸入衛生条件が発効した時点で輸出を再開することになりました。
また、今後アメリカでBSEが発生した場合、アメリカはすぐに疫学調査を行い、その結果を韓国に伝えて協議するとともに、調査の結果、国際獣疫事務局が指定するBSEの統制国の地位に反する内容であれば、韓国は輸入を全面的に中断することができます。
しかし、今回の合意に対して、農畜産の関連団体は「国民の健康をないがしろにして、韓米首脳会談だけを意識したものだ」と強く反発しています。