アメリカ産牛肉を全面輸入することになった韓国で、輸入に反対する大規模な集会が開かれるなど安全性をめぐる論議が高まっていることについて、アメリカ政府は4日、緊急の記者会見を行い、アメリカ産牛肉は安全だと強調しました。
アメリカのリチャード・レイモンド農務次官は日曜日の4日、緊急の記者会見を開き、アメリカ産牛肉の安全性について、1997年から導入された動物性飼料の使用禁止措置を来月からさらに強化するうえ、BSE=牛海綿状脳症に対する監視体制も一段と強化していると説明しました。
またアメリカで20代の女性がBSEに感染したのではないかという報道についても、最終的な疫学調査が出ていないが、BSEではないとみられるという見解を示しました。
アメリカ政府がアメリカ産牛肉の安全性をめぐる緊急の記者会見を行ったのは、韓国各地でこの週末、アメリカ産牛肉の輸入に反対する集会が相次いで開かれたためで、日本や台湾など、これから牛肉の貿易交渉を控えているアジア諸国にも影響を及ぼす恐れがあると憂慮したためではないかとみられます。