北韓を逃れ韓国に脱出したピアニスト、キム・チョルンさん(34)が、7日、アメリカ国務省でピアノのリサイタルを行いました。
キム・チョルンさんは、6日に国務省のホールで行われたリサイタルで、北韓のピアノ曲「歓喜の歌」や「アリランソナタ」など4曲を演奏し、国務省の職員たちから大きな拍手を受けました。
脱北したアーティストがアメリカ国務省に招かれて公演を行ったのは今回が初めてです。
このリサイタルについてキム・チョルンさんは、「想像もできなかったことで、北韓の人権改善に少しでも役に立ちたい」と語りました。
キム・チョルンさんは、父が労働党幹部の特権階層出身で、平壤音学大学を卒業してロシアに留学し、北韓の国立交響楽団で主席ピアニストを務めたこともあるエリート音楽家でしたが、2001年に表現の自由を求めて北韓を脱出し、話題となりました。
今回のリサイタルは今年2月に平壤で公演を行ったニューヨーク・フィルハーモニックの演奏家やアメリカの非営利団体が後援して行われたということです。