韓国の研究陣が、高病原性AI=鳥インフルエンザの人体ワクチンの開発に成功し、早ければ1-2年後にも商用化される見通しとなりました。
開発に成功したのは、忠南大学獣医学科のソ・サンヒ教授のチームです。
ソ教授らは、去年6月にアメリカから2つの高病原性鳥インフルエンザ菌の株を持ち帰り、遺伝子再調合の技法で製薬会社で生産可能なワクチンの開発に成功しました。このワクチンを、インフルエンザ患者と同じ症状を見せたイタチ10匹に接種して3週間後に抗体が出来上がった後、高病原性鳥インフルエンザ菌を感染させたところ、10匹すべてが何の症状もなく生存し続けているということです。
これで韓国はアメリカ、イギリス、日本に次いで世界で4番目に高病原性鳥インフルエンザの人体ワクチン開発国となりました。
ソ・サンヒ教授は、1-2年以内に高病原性鳥インフルエンザワクチンの商用化が可能になるとしています。