金融危機が続く中で、韓国の中央銀行である韓国銀行が、中国の中央銀行である人民銀行と、100億ドルから300億ドル規模の通貨スワップ協定を締結する交渉を進めていることが分かりました。
政府関係者は4日、韓国銀行は中国と通貨スワップの限度を増やす方向で話し合いを進めており、交渉には時間がかかると思われるが、おそらく実現するだろうという見方を示しました。
また別の政府関係者は、現在、中国との間で40億ドルを限度に人民元とウォンを交換できる協定が結ばれているとし、この限度を拡大し、人民元ではなく、ドルと交換する案も検討しているとしています。
韓中通貨スワップが締結されれば、韓国が通貨危機に陥ったときに外部から支援を受けることができる金額が最大1000億ドルに達することになります。
現在中国の外貨準備高は韓国の9倍で、1兆9000億ドルとなっています。
これに先立って、韓国は、アメリカとの間で先月30日に300億ドルを限度とする通貨スワップ協定を締結しています。