アメリカ情報当局の最高責任者であるブレア国家情報長官は、北韓が発射準備を進めているのはミサイルではなく、人工衛星と判断されるという認識を示し、波紋を呼んでいます。
ブレア国家情報長官は10日、議会上院軍事委員会の公聴会に出席し、北韓が準備を進めている発射体の実態は何かという質問に対し、「北韓は人工衛星を打ち上げると発表しており、私の判断もそうだ」と答えました。
北韓が発射準備を進めているのはミサイルではなく人工衛星だとするアメリカ情報当局の判断が示されたのはこれが初めてです。
また、ブレア国家情報長官は、「人工衛星も技術的には大陸間弾道ミサイルと大差はなく、射程距離はアメリカ本土まで到達する恐れがある」と述べました。
その上でブレア国家情報長官は、人工衛星の打ち上げであれば、現実的に迎撃は容易ではないとの認識を示しました。
一方、同じく公聴会に出席したアメリカ国防情報局(DIA)のメープルズ局長は、北韓が弾道ミサイルに核弾頭を搭載することに成功した可能性があるとの見方を示しました。
メープルズ局長はまた、6か国協議が失敗に終われば、北韓がミサイルをさらに発射するか核実験に乗り出す可能性があると指摘しました。