アメリカのゲーツ国防長官は29日、北韓がロケットを発射する構えを見せていることについて、「ミサイル発射が間近に迫っているとみられるが、アメリカは北韓のミサイルを迎撃する計画は持っていない」と述べました。
ゲーツ国防長官は、29日、アメリカのFOXテレビに出演し、北韓がロケットを発射した場合に迎撃する可能性についての質問に対して「仮に北韓のミサイルがハワイに向かうとみられれば迎撃を考慮するだろうが、現時点では迎撃する計画はない」と述べました。
ゲーツ国防長官はさらに「北韓はミサイルを発射すると思う。そして今回の発射で大陸間弾道ミサイルの開発を狙っているとアメリカは信じている」と述べましたが、今回の北韓のミサイルはアラスカまで到達するほどの射程距離を持っていないという考えを示しました。
ゲーツ国防長官のこのような発言は、今年2月にアメリカ政府の関係者として初めて迎撃の準備体制について言及した自らの発言と相反するもので、アメリカが北韓のロケットの射程距離や狙いなどを総合的に分析した結果、迎撃する必要性はないと判断したことを反映したものとみられます。
またアメリカの迎撃システムで迎撃に成功する確率がそれほど高くないことも影響しているうえに、アメリカの迎撃方針に中国やロシアが賛成していないことなども背景にあるとみられています。