北韓では金正日国防委員長の健康悪化が伝えられた後、軍部の強硬派が勢力を得て、アメリカとの対話を中断して好戦的になっており、このことはアメリカ人女性記者2人と韓国企業の社員1人の抑留にも関係があるとアメリカのウォールストリートジャーナルが11日報じました。
それによりますと、北韓と中国との国境地帯で取材していたアメリカ人の女性記者2人が北韓当局に抑留され、また開城工業団地に滞在していた韓国企業の男性社員1人が抑留されているのは、金正日国防委員長の健康悪化が伝えられた後、北韓が次第に好戦的になった証拠であるとしています。
そして北韓はその後、長距離ロケットを発射し、6か国協議から離脱すると宣言したうえで、寧辺に滞在していたIAEA=国際原子力機関の査察官を追放したと伝えました。
またアメリカ政府の当局者は、イランに抑留されていたアメリカ人の女性記者の場合と違って、北韓に抑留されている女性記者については報道などでほとんど触れていないのは、アメリカが北韓を刺激しないようにして解決をはかっているためだが、一方では北韓との交渉に不確実性が増している証拠でもあると分析しています。