全国の薬局で30日から抗インフルエンザウイルス剤、「タミフル」を購入できるようになりました。
保健福祉家族部中央インフルエンザ対策本部は30日、「保健所を通じて、全国の薬局1万8535か所に、それぞれ50人分ずつ、全部で93万5000人分のタミフルを供給した」と明らかにしました。
これまでタミフルの購入は全国1622か所の拠点薬局に限られていましたが、30日からは医師の処方せんがあれば近くの薬局で購入することが可能になりました。
保健当局はまた、全国の病院に対しても、新型インフルエンザが疑われる症状が現われた場合は、積極的にタミフルを処方するよう呼びかけました。
こうした措置が取られたのは、先週まで1日平均4200人ずつ発生していた新型インフルエンザ患者が今週に入って8000人近くに増えるなど、感染者が急増しているためです。