北韓を脱出して中国内の日本公館で保護されている北韓住民に対し、中国政府が去年4月以来、出国許可を中止していると日本の産経新聞が4日報じました。
産経新聞が外交筋や複数の脱北者支援団体の関係者の話を引用して伝えたところによりますと、日本公館に滞在している脱北者はおよそ10人で、去年7月中旬、妊娠して体調不良となった女性が緊急措置で日本に向かっただけで、脱北者は日本公館から外に出られず軟禁状態だということです。
このような脱北者に対する中国政府の出国停止は韓国にも適用されて、北京など韓国公館に数十人の脱北者が滞在しているということです。
中国はこれまで日本政府が中国内で保護している脱北者の身元を確認した後、人道的な措置として日本への出国を認めていましたがこれが停止されたのは初めてで、これは北韓の有事の事態や国境閉鎖を想定した中国政府が、脱北者の大量流入に歯止めをかける措置としてとっているとみられると伝えています。