国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、現地時間で5日午後、大地震と津波が発生した南米チリを訪れ、国連による支援を表明するとともに、国際社会にさらなる支援を呼びかけました。
潘基文事務総長は初めてチリを訪れ、チリのバチェレ大統領と会談した後、共同記者会見に臨み、「チリ政府は伝染病の予防と被災者の臨時の住宅に優先的な関心を示した。国連はこれらのために1000万ドル、約9億円を緊急支援する」と述べました。
潘基文事務総長はさらに「チリの被害状況を聞いて驚いた。被災地を見たうえで国際社会と具体的な支援計画を協議していきたい」と述べ、国際社会に支援を呼びかけました。
そして「ハイチとチリで起きた大地震で感じたことは、自然災害を事前に防ぐことはできないが、耐震設計の義務化などで被害を最小限にとどめることの教訓を残した。ハイチとチリと直接比較することはできないが、ハイチでの大地震では大勢の人の命が失われたのに対し、チリでは犠牲者の数は少ないものの、インフラが破壊される中長期的な被害を受けた。このような被害に対応するために国連は自然災害予防対策機関を設けた」と述べました。