西海に沈没した海軍の哨戒艦「チョナン艦」の行方不明者の捜索と艦艇の引上げ作業が同時に進められていますが、行方不明になった兵士の多くは当時、二つに割れた艦艇の後の部分にいた模様です。
行方不明になった兵士の家族と救出された兵士との面会が8日夜、海軍第2艦隊司令部で行われましたが、行方不明兵士の家族の代表は面会が終わった後、記者会見で、「救出された兵士から行方不明になった兵士は全員艦艇の後の部分にいたという話を聞いた」と語りました。
行方不明になった兵士については、事故が発生したときに甲板の上にいた兵士もいるので潮流に流された可能性もあるとされていましたが、家族代表は救出された兵士の話などから、行方不明者が艦艇の後の部分に残っている可能性が高いとしています。
また、家族代表は事故原因の調査について、疑問を解くために調査に積極的に参加したいという意向を示しました。
事故の調査は、海難事故や海難救助、船舶関連の内外の専門家に加えて、行方不明者家族の代表が入ることが検討されています。