韓半島の西海に沈没した哨戒艦「チョナン艦」の艦尾の部分が、15日引き上げられる予定です。
国防部の金泰榮(キム・テヨン)長官は、14日、国会で開かれた国防委員会の業務報告で「チョナン艦の艦尾は15日に、艦首は24日に引き上げる予定だ。引き上げ作業が終了してからは行方不明となっている兵士の捜索や事故の原因究明を行う予定だ」と述べました。
また、これまで「チョナン艦」の破片171個を収集して調査したところ、このうち機雷や魚雷とみられる金属の破片は見つからなかったということです。
一方、国防部は、引き上げ作業が終われば、「チョナン艦」艦尾の切断面を制限的に公開する計画を発表しました。
これについて国防部のウォン・テジェ報道官は、「韓国軍の軍事機密と、行方不明となった兵士やその家族への配慮などを総合的に考慮した結果、チョナン艦の艦尾を制限的にメディアを通じて公開することにした」と説明しています。