韓国の人口がおよそ5000万人に上っているほか、韓国と北韓の人口を合わせた数は7400万人近くになっていることが分かりました。
統計庁が韓国の住民登録や北韓の人口調査結果などを根拠に14日まとめたところによりますと、去年の韓国の人口は4977万3000人で、北韓は2405万人となり、韓半島に合わせて7382万人が住んでいるということです。
また、韓半島の人口が増加した原因としては、韓国の場合、出生率は低いものの、外国人など海外から韓国に流入する人口が100万人に上ること、また、北韓の場合、医療施設や社会インフラが不充分であるため死亡率が高いものの、依然として出生率が高いことが上げられるということです。
都市別の人口数では、ソウルの人口が1020万人あまりで最も多く、続いて釜山(プサン)、平壤(ピョンヤン)、仁川(インチョン)の順でした。また、人口100万人以上の都市は、韓国は7か所でしたが、北韓は平壤の1か所でした。
一方、企画財政部の関係者は、「韓国の人口が北韓の2倍以上に上るが、1人当たりの国内総生産で30倍程度の差があるため、韓国と北韓が統一される場合の財政負担に備える必要がある」と述べました。