西海で沈没した「チョナン艦」の艦首部分の引き上げ作業は、艦体に巻きつけた3本目の太い鎖が切れたうえ、強風に災いされて難航しています。
引き上げ作業は、深さ25メートルの海底に沈んでいるチョナン艦に4本の太い鎖を巻きつけて、洋上の大型クレーンで引き上げることにしており、18日午前に3本目の太い鎖を巻きつけたものの、午後には、高い波と強い風でこの鎖が切れたということです。
このため残り2本の鎖も安全かどうか、チェックするとともに、さらに2本の鎖をつけることにしていますが、事故海域は濃い霧とともに波が2-3メートル、風速13メートルと、荒れた天気が続いているため、作業は困難をきわめています。