今月8日、仁川(インチョン)広域市の江華(カンファン)島で発生した牛の伝染病、口蹄疫(こうていえき)が、隣の京畿道(キョンギド)金浦(キンポ)市に広がり、防疫当局が緊張しています。
農林水産食品部は20日午後、京畿道金浦市の乳牛飼育農家から届出があった牛を精密検査した結果、口てい疫の陽性反応が出たと発表しました。
この農家は110頭の乳牛を飼育しており、今月8日、口てい疫が確認された江華島の農家から3.5キロ離れています。
防疫当局はこの農家が飼育している乳牛と鹿などおよそ200頭を処分するとともに、病気の拡大を防ぐために半径3キロ以内の消毒作業を行っています。
江華島では、今回の口てい疫でこれまでに3万頭の家畜が処分されています。