哨戒艦「チョナン艦」の沈没について、アメリカ政府は証拠に基いて慎重に調査する一方、中国政府に責任ある役割を担うよう要請したと27日発表しました。
アメリカホワイトハウスのギブス報道官は、会見で26日、「現時点では、まだ調査が進められているので、いかなる推定もしない」と述べ、慎重な姿勢を示しました。
また、アメリカ国務省のクローリー次官補も「証拠に基いて今後の対応を判断する」と、慎重な姿勢を崩しませんでした。
これについて、アメリカ国務省のキャンベル次官補は、香港で行われた会合で、「アメリカはチョナン艦の沈没について、極めて敏感で深刻な問題として受け止めており、原因を徹底して解明し、それに応じた措置を取る予定だ」とし、「中国政府とチョナン艦沈没について協議し、中国に責任ある役割を担うよう要請している」と述べました。
一方、チョナン艦の沈没原因を巡って、アメリカのCNN放送は、アメリカ軍の関係者の話を引用し「北韓が魚雷で攻撃した可能性が高い」と伝え、イギリスの日刊紙「ガーディアン」は「北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の影響力が弱くなり、北韓軍強硬派の圧力に直面していることを見せ付けている」と報道するなど、多数の外国メディアが今回の沈没に北韓が関わっている可能性が高いと報じています。
さらに、アメリカのメディアは、今後、北韓が関わっていることが判明した場合、結局は中国が仲裁の役割を果たすことになる可能性が高いと見ています。