政府の畜産研究所で初めて口てい疫が確認されました。
農林水産食品部は、1日、「忠清南道(チュンチョンナムド)青陽(チョンヤン)郡にある国の畜産技術研究所にいる豚を検査した結果、30日、口てい疫であることが判明した」と発表しました。
畜産技術研究所は、牛や豚の増殖や改良のための種牛と種豚などあわせて1540頭が飼育されており、政府機関で口蹄疫が発生したのはこれが初めてです。
このため忠清南道は畜産技術研究所で飼育している家畜と、半径500メートル以内の農家で飼育している家畜、合わせて1835頭を処分することを決めました。
今回確認された口てい疫は、仁川・京畿道地域と同じ「O型」であることから、口てい疫が忠清南道まで拡大した可能性が高いとみられ、一般農家より厳しい防疫と消毒措置が行われている政府機関で口てい疫が発生したことで、防疫体制に問題があるのではないかという指摘が出ています。