慶尚南道（キョンサンナムド）と昌寧（チャンニョン）郡は「中国から贈られてきたトキから今年もヒナが誕生した」と3日発表しました。
それによりますと、トキは先月、6つの卵を産み、その中の1つが孵化して、トキのヒナが誕生したということで、残りの5つの卵は有精卵かどうかを確認しているということです。
韓国で天然記念物に指定されているトキは、1978年を最後に韓国では絶滅したものとみられ、慶尚南道はおととし中国からオスとメスの1対のトキを譲り受け、牛浦（ウポ）沼に復元センターを作って、トキの復元に努めていました。
去年生んだ卵からは2羽が育っており、これで現在、韓国には5羽のトキがいることになります。