韓国中部の忠清南道青陽郡で新たに口蹄疫が確認され、道当局は対応に苦慮しています。
農林水産食品部によると、口蹄疫が確認されたのは忠清南道青陽郡の畜産農家で、精密検査の結果、牛1頭が感染していることが確認されました。
先月30日には同じ青陽郡の畜産技術研究所で口蹄疫が確認されましたが、この農家は畜産技術研究所から3.2キロほど離れたところに位置し、牛20頭を飼っています。
農林水産食品部 誠農林水産食品部はこの農家を中心に半径500メートル以内にある八つの農家の牛56頭を処分することにしています。
忠清南道は口蹄疫の拡大を防ぐために450の防災チームを構成して道内の畜産農家や主要道路などの消毒に当たっていますが、同じ地域で1週間ぶりに新たに口蹄疫が確認され、対応に苦慮しています。
韓国では先月、首都圏の仁川市や中西部の忠清北道忠州市で口蹄疫が確認され、政府は畜産農家の消毒や観察に力を入れています。